それはとても蒸し暑い日
天気は曇りなのに南から湿った空気が流れ込んでいるらしく、だいぶ蒸し暑かった日。
危うく時間に遅れるところだった。危ない危ない。
楽しみに待っていてくれるならこちらも気合い入れてやらないといけませんね。
この学校のクラブは1回が1時間30分。
他の学校はほぼ1時間なのに対し、この学校の時間は長いのである。
当然子どもたちの集中力を1時間半持たせるためにはさまざまな工夫が必要となる。
今回も筒けんをたくさん持っていってみんなにやらせてみたのだけど、一応「けん玉クラブ」なので、けん玉ももちろんやらなくてはならない(笑)
いままでで一番じゃないかというくらいレベル差があるので内容もいままでと同じだとちょっとうまくまわらない気がするんですよね。
筒けんはヒザをしっかり使うためのウォーミングアップに最適!(・・・と自分で思っている)
けん玉で玉をお皿に乗せるのが難しい子でもこれは技ができるし、レベルの高い子でもそれなりの難易度で見栄えのする技ができる。
動画でトリックリストを作りたいのだけど、誰か手伝ってくれませんかね?笑
足の下や背中の後ろ、ジャグリング系の技なども最初は「そんなのできるわけない!」と言っていた子どもたち。
ところがちょっと練習するとできるようになり、次第に自信をつけていく。
なんとピルエット(玉を高く上に投げ上げて、自分が足を軸に一回転し、再び玉をキャッチする技)まで成功するツワモノも・・・。
子どもたちすげえ。
けん玉クラブなのでけん玉ももちろんやります。
汗だくで筒けんをやったあとでしたが、みんな動きがよくなってるゾ!
それぞれのレベルに合わせてけん玉の技のお題を出し、クリアしたら木の駒をひとつゲット!という形でどんどん技をやらせた。
あまりにもみんな真剣にやるので、こちらのお題を出すのが遅れ気味に。
早く次の技をやりたい子供と、お題に悩むオレ。
す・・・すまん・・・こんどはリスト作ってくるよ・・・。
暑い室内で1時間半、汗だくになりながらけん玉に取り組む。
みんなクタクタだろうと思っていたら
「先生!家で練習したいんですけど何かないですか?」
いやいや、君たちすばらしすぎるでしょ。
・・・というわけで2週間後のクラブに向けて課題を出してみた。
なかなか子どもたちの自主性を引き出すのって難しいのだけど、嬉しかったなあ。
楽しくてもっと練習したくなるけん玉クラブへの道はまだまだ続くのである。
レベル差を埋めるためにも活用したいけん玉
最近ではけん玉の指導時にレベル差を縮めるためにさまざまなけん玉を使ってもらっています。
あと一息でうまくなりそうな子には大空Reshape(リシェイプ)。
皿と穴が大きめで、技の成功率がだいぶあがります。
灯台でつまづいている子にもGOOD!
福祉用けん玉大晴(たいせい)は、そもそもお皿に玉を乗せるのが苦手な子に積極的に渡して使ってもらっています。
「まず自分で玉を皿に乗せられる」という体験って結構大事で、これがどうにもできないがためにけん玉を嫌いになってしまう子って一定数いる。
まずは玉を乗せる感覚をつかんでもらって、そこから少しずつ技ができる喜びを積み重ねていってもらえればと思います。
貸出用けん玉こそReshapeや大晴を。
出費は痛いですが(笑)けん玉を好きになってもらうためにこれからも積極的に活用していきます。