Q:けん玉を購入したいんですが、種類がたくさんあってどんなけん玉がいいんでしょうか?
これ、けん玉指導などに行くとよく聞かれる質問です。
確かにいろいろな種類がでていてピンキリあってどんなけん玉を買えばいいか初めての人にはわかりませんよね。
ここではあくまでも一例ですが、けん玉の選び方について書いていきたいと思います。
1000円以下のけん玉はちょっと厳しい
1◯◯円ショップなどで売られているけん玉。
初めてけん玉をする人がまず最初に購入するのがこういった安いけん玉の場合が意外に多いんです。
大皿・小皿・中皿があって、けんがあればたしかにけん玉ですよね。
でも待って下さい。
そのけん玉、
お皿がやけに小さかったり、玉が「球」になっていなかったり、糸が長すぎたりしませんか?
こういったけん玉は技が決まりにくく、やっても楽しめません。
けん玉上級者にとっても技がやりにくくて楽しめないので避けることがほとんどです。
一般的に技がやりやすいけん玉は1,000円台後半~のものがほとんどですので購入するときには注意しましょう。
日本国内のけん玉プレーヤーに人気のけん玉「大空」
今ではたくさんの種類が販売され、カラーや種類もバリエーション豊かになったけん玉ですが、昔からけん玉プレーヤーに人気のけん玉が大空。
だいたい2000円弱の価格で販売されることが多いようです。
スタンダードで使いやすいけん玉であればこちらがイチオシですね。
ただ、ある程度うまくなってくると1級の技「灯台」など玉にけんを乗せるなどの難しい技をやる必要がでてきます。
スタンダードなけん玉の場合、玉の塗装は比較的滑りやすいことが多いため、もう少しプレミアムなけん玉を使ってみると良いです。
大空プレミアムは塗装が滑らない
人気の「大空」にもプレミアムシリーズなるものがあり、最近のものは塗装が滑りにくくなっています。
灯台などのシビアな技もかなりやりやすい!
ある程度うまくなってきたらこちらのプレミアムなけん玉で練習してみるのも良いですね。
最近では色がツートンになっているものが「回転がわかりやすい」と評判です。
ストリート系など派手な技、シビアな技をやりたいなら
最近テレビなどでもよく目にする、けん玉をくるくる回したり非常に難しい技を決めたりしている、いわゆるストリート系のけん玉。
最近では海外製のけん玉もたくさん販売されており、技がやりやすいものが多いのが特徴です。
価格帯は3000円~が多いですが、スパイクといって玉をけんでさす技がやりやすいように工夫されていたり、最近のものはとてもよく作り込まれています。
ただ、日本けん玉協会の「級」や「段」の認定は受けられないのでご注意ください。(あくまでも日本けん玉協会の認定シールが貼られたもののみ)
けん玉協会認定ではないですが、国内でもとても使いやすいけん玉が最近では作られています。
手の小さいお子さんには
けんと玉が一回り小さく、お皿はそのままの「はじめてのけん玉」。
通常サイズのけん玉ではちょっと大きすぎるという小さなお子さん(保育園・幼稚園くらいまで)にはこちらがオススメです。
ヒザがあまり曲げられない、お皿にぜんぜん乗らない、とにかくまずお皿に乗る楽しさを知りたい人には
こちらは「大空」を作っている山形工房さんが出している「大晴(たいせい)」。
お皿がかなり深く、大きくなっているのでカポッとはまるようなイメージで玉がお皿に乗ります。
まずはこちらを利用してコツをつかんでみるのもひとつです。
大空 Reshape(リシェイプ)がすごい
山形工房のけん玉「大空 Reshape」。
皿がスタンダードのものより大きく、穴も大きいので技が格段にやりやすいのが特徴です。
さらに玉はプレミアム塗装のため、灯台のような玉にけんを乗せる技にも最適です。
先に説明した「大晴(たいせい)」は通常のスタンダードのけん玉と比較するとひと目でその違いが目立ちますが、Reshapeはスタンダードなけん玉とそれほど見た目の違いがありません。(もちろんよく見ればわかります)
最近では初めてけん玉を始める方に積極的にオススメするようにしています。
準初段までの検定に対応していますが、推奨品のため、段位はこのけん玉では取得できません。
なお、ストリート系といわれるけん玉の技もとてもやりやすいので、両方やってみたい方にはベストなけん玉と言えるかもしれません。
ここで紹介したけん玉はごく一部
先にも触れましたが、現在ではけん玉を生産するメーカーがかなり増えているため、ここで紹介しているのはごく一部です。
紹介していない中にもたくさん良いけん玉がありますので、一度触れてみてはいかがでしょうか。
けん玉schoolでもけん玉は購入できますので欲しい方は練習会のときなどにスタッフにお問い合わせください。
また、糸が切れた、交換したい等のご要望にもお応えできます。
けん玉のことで困ったらまずはお問い合わせいただければと思います。
それではみんなでけん玉を楽しみましょう!
こちらでも同様のことを書いていますので参考にしてください。
大晴はこちら
追記:けん玉よりも簡単でけん玉の練習ができる「筒けん」って何??
「そもそもけん玉で玉をお皿に乗せるのが難しい」
「小さい子にはけん玉はちょっとむずかしい」
「ひざが曲がらないのでけん玉は無理」
そんな方でも「できる!」楽しさを味わえるのが「筒けん」です。
筒と玉だけのシンプルな構造ながら、難しそうに見える技も簡単にできるので初めての方にも好評です。
さらに、一人だけではなく複数人でパスをして楽しむなど、いままでのけん玉ではできなかった楽しみ方ができます。
【筒けんをオススメする方】
A:初めてけん玉を触る方
→けん玉を始める前に筒けんで練習することによりコツをつかんでスムーズにけん玉ができるようになります。
B:そもそもけん玉が苦手な方
→玉のキャッチがけん玉よりもずっと簡単なため、けん玉では技ができずに楽しめないという方でもワザ技を楽しむことができます。
C:けん玉のワザがある程度できる方
→けん玉が少しうまくなってくるとやりたくなってくる「つばめ返し」、だいぶうまくなってくるとやりたくなってくる「フリップ」「ジャグ」などのワザの練習に最適です。筒けんのワザのバリエーションは多彩ですのでこれ以外にもさまざまなワザに挑戦していただけます。
D:けん玉上級者の方
→フリップやジャグだけでなく、糸がついていない分自由な動きができますので、通常のけん玉ではできなかったようなワザがいろいろと挑戦できます。
そして、筒けんにはショートとロングの2本があります。
初めて筒けんをやろうとする場合、どちらを使えばいいのか悩むこともあるかもしれません。
実際どっちがいいの?
筒けんショート:初心者の方に
筒けんショートはズバリこんな方にピッタリです。
・初心者の方(これから始める方)
・けん玉が苦手であきらめた人
・手の小さい方
・身長が高くない方
→上でオススメするA、Bの方に特にピッタリです。
筒けんロング:中級者以上の方に
筒けんロングはズバリこんな方にピッタリです。
・中級者以上の方
・けん玉がある程度できる方
・身長が高い方
・灯台やフリップ(筒の回転)などの技をやってみたい方
→上でオススメするC,Dの方に特にピッタリです。
基本的にどちらを使っていただいても大丈夫
一応オススメの選び方を書いてはいますが、この限りではなく、あくまでも目安です。実際に初心者の方でもロングのほうがやりやすいという方もいますし、その逆も然りです。
もし苦手意識を持っているようであればぜひ筒けんもトレーニングの一環にとりいれてみてくださいね。
そして自然とスクワットの動作ができるようになりますので運動不足解消のツールとしてもぜひお使い下さい。
1人でも、複数人でも楽しめる筒けんを是非お試しください。